プロフィール

新村 嘉朗

東京都出身。サステナビリティ経営研究所代表。技術経営(MOT)アドバイザー。 イノベーション研究家。工学博士(電子物理工学専攻)。元米国3M研究所長。前ゴールドラットコンサルティンググループ・TOCコンサルタント。外資系総合電機メーカー顧問。

東京工業大学大学院博士課程を経て、ビジョナリー・カンパニーとして知られる米国3M社の日本法人(住友3M,現3M Japan)に入社。以後、日米の3Mにおいて、R&D分野、ビジネス分野、コーポレート部門等で、34年間のキャリアを積む。米国では、研究開発部長、研究所長を歴任。帰国後は事業部門長、技師長を経て、同社・サステナビリティ経営戦略の立案担当等を歴任し、2009年、同社を退職。

その間、3Mの伝統である社内起業家精神と、3M成長の原動力であるイノベーション経営を学び実践。具体的には、世界初のスコッチVHSビデオテープの商品化、世界最高性能の大容量光ディスクの開発、世界初の乾式医用画像出力システムの事業化等の責任者として3Mの世界事業に貢献。3M退職後は、世界的ベストセラー『ザ・ゴール』の著者エリヤフ・ゴールラット博士が率いるゴールドラット・コンサルティングに招聘され、組織改革の革新的手法であるTOC(制約理論)を学び、経営コンサルタントに転身。

2011年、世界的な外資系総合電機メーカーの日本法人に招かれ、同社顧問に就任し、海外企業との産学官連携を提唱し実践。日本を代表するNIMS(物質材料研究機構)が推進するオープンイノベーション推進会議メンバー、ならびに日本初のシンクタンクである(社)日本経済調査協議会・イノベーション研究会委員などを務め、イノベーションの本質論を展開する数少ないイノベーションの成功経験者。イノベーションを目指す日本において、旧来の技術革新至上主義的な呪縛から解放された新たな日本流イノベーションへのチャレンジを、持続的成長を目指す多くの日本企業に提唱している。